映画プリキュアオールスターズF

映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

  • 上映日:2023年09月15日
  • 製作国:日本
  • 上映時間:73分
  • ジャンル:アニメ
  • 配給:東映

あらすじ

全プリキュア大集合!と思いきや、みんなバラバラに~~~!?『ここはどこ…?』――ソラが目を覚ますと、そこに広がっていたのは、ふしぎな世界…。どうやらましろたちとはぐれちゃったみたい…。でも、そこでゆいとまなつ、プリムと出会ったの!
たくさんのおともだちと出会ったけど、なぜかみんな記憶はあやふやで…。しかも、この世界にいるのはプリキュアだけ…?もとの世界に戻りたい‼︎手がかりは遠く彼方に見えるお城――。さあ!ここから旅のはじまり!お城を目指して大冒険へレッツゴー♪

Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/108560

自重して(?)極力遅めの時間帯の上映を狙ったものの、まさかの女子高生集団と遭遇、思わずミュータントタートルズに目的を変えようかなと正直思いましたが、強い気持ちで頑張って観てまいりました「映画プリキュアオールスターズF」!大人も金さえ積めば手に入ると噂のミラクルライトでしたが、売り切れでした。かなしい。

ひとこと感想

ソラさんもなかなかのたくましい系プリキュアと思っておりましたが、圧倒的な野生を持つまなつさんと、食い意地ものすさまじきゆいさんの組み合わせがかみ合い過ぎて、彼女ら一行の通り過ぎた後には、植物動物かかわりなくすべて食べつくし更地にされてそうな勢いがあって、非常に良かったです。あ、面白かったー!

以下ネタバレ含むよ。

ネタバレ含むフタコト感想

🍙「火を通してみたけどどうだろー?」
☀「ちょっとピリッとするけど食べられる―!」
☁「それはダメなやつですねっ!」

みたいな会話が繰り広げられていそうで、その場に他のメンツがいなくてよかったよねと思わなくもなくもなく。

画面の端に監督さんの名前出してもらいたいくらい、パートごとの作画が癖ックセで、非常に良かったです。前回のオールスターズは作画パートとCGパートがきっちりすみ分けられていて、あれもあれで世界感があってよかったけど、今回は境目がわからない感じでしたなー。お約束シーンのセルフオマージュも各所にちりばめられてて、見ごたえたっぷりの映像で満足感バッチリでした。

あとソラさんの変身バンク、大画面で見られるの非常によかったー。マント広がるところすごい迫力―。…思ったんですが、歴代77人変身バンクとOPEDだけ集めて劇場上映とかしないかしらね。それだけで見ごたえありそうだけど。もうひょっとしてやってるのかしら…!

今回、あまり初代様の二人に視点を当て過ぎない構成になっていたのはなかなかチャレンジングでよかったし、「二人で」っていうあたりをソラさんとましろんに当てはめたのもなかなかグッときましたが、妖精キャラ不在の今期に持ってくると、ちょっと惜しいなぁ…!ってなるエピソードでしたね。ただ、それを置いても、進行中のTVシリーズの話を妨げず、つなげるの、毎回思うけど劇場版の脚本考える人は本当にすごいねー。

登場人物それぞれの『プリキュアの記憶』がキーとなるストーリー構成で、視聴者が子供のころに観た思い出もいっしょに蜂起させてくる作りは、各世代ごとに刺さるように作られてて非常によくできてるなと思いました。

ただまめちちは子供のころではなくいい大人になったのちに初代プリキュアから観始めており、なんならその後毎年続く作品を脳内HDDに上書きに上書きを重ねながら見続けてしまっている、思い出飽和状態で記憶媒体がダメになってる限界老人のため、各シリーズにおける思い出が薄く、その感動蜂起の展開に上手に乗っかれなかったのが悲しいところでした。なんなら「ヒーリングっと~」の、のどかさんのところで、救われなかった菌のハナシの方を思い出してしまって、胸が苦しくなる始末。…乳酸菌に生まれ変われたかなダルイゼン…。

結局シュプリームさんがどこから湧いた存在なのかとかも特段触れられることはなかったけど、多次元宇宙の崩壊も「プリキュアの記憶」さえあれば復元が可能ということになったので、もう最強ですね、強い。次のオールスターズの敵はどーなるのか、これからも楽しみです。おわる。


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