「Song Collection from The Rose of Versailles/澤野弘之」リリースということで、超楽しみにしてたので朝から早速DLL。やっぱかっこいいなー。
テーマ曲の「The Rose of Versailles」の1回目の「宿命さえ愛で」のンあーいでぇ♪のところの沢城さんの声が超好きすぐる。あとメロディを維持しながらコード進行の変化で、前半の華やかさから後半の緊張感へ持って行く感じが、映画の全編を集約しててめちゃめちゃカッコイイ(゚∀゚)!!でした。
クライマックスの革命シーンのBGで突然Tielleさん歌いだしたな、と劇中思ってしまってたんだけど、思ってしまったのはこの作品が「ミュージカルなのかもしれない」と思って観てたからこその違和感だったからで、よくよく聞いてみたらこれって、オスカルが「軍神マルスの申し子」って言ってた時に流れてた「Child of Mars」のリアレンジなのね。しかもタイトルが「Libération」ってあたりが、軍神の子として民の”解放”ため戦う姿と、オスカルにもたらされた”解放”の瞬間を、挿入歌という形で演出したのかなと思うと、めちゃくちゃ胸熱だなと思ったりなんだり。
そうか、このアニメ映画は「ミュージカル」ではなくて、まさにガンダムUCなどで形にした、”外連味たっぷりの表現を演出する装置”として”劇判に歌物を使う”、いわゆる「澤野弘之節(勝手に命名)」の総決算的なものだったんですな。そう思うとめちゃくちゃしっくりきた。各所で盛り込まれるキャラクターによる歌唱シーンはキャラクター自身が歌う心情の吐露のようなミュージカル的表現というよりも、どちらかというと、”挿入歌として使われるキャラクターソング”とか、テレビシリーズ構成で流れる”特殊エンディング”みたいな感じなのかもしれないですね。これ、30分アニメ構成にしたら全然見え方・聴こえ方ちがってくるんじゃないかなぁ?
そう。「The Rose of Versailles」の「さっさぁーげたぁーいっ」って入ってくるところで、おおお、どしたどうしたアンドレ?ってなってしまうのは、あれを歌劇のテンションで読み取ろうとしてしまうからなんか面白くなっちゃうのよね。”歌劇曲”と”挿入歌やキャラソン”を、そーいう違いで無意識的に仕分けてた自分自身に、なんというか一番の驚きを感じました。
いろいろ書いてますけど総じて言いたいのは、とにかくめっちゃいいです、このアルバム。超好き。
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