バイオレント・ナイト

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
Violent Night

  • 上映日:2023年02月03日
  • 製作国:アメリカ
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:アクション・クライム

あらすじ

物欲主義な子供たちに嫌気がさして久しく、少しばかりお疲れ気味のサンタクロース(デヴィッド・ハーバー)は、体に鞭を打ち良い子にプレゼントを届けるため、トナカイが引くソリでクリスマスイブの空を駆け回っていた。とある富豪ファミリーが盛大にクリスマスパーティーを開く豪邸に降り立ち、煙突から部屋へ入ったサンタが偶然鉢合わせたのは、金庫にある3億ドルの現金を強奪するため潜入したスクルージー率いる武装集団だった。その場を見なかったことにして立ち去ろうとするサンタだったが、すぐさま大騒動に巻き込まれてしまう。サンタはクリスマスプレゼントを届ける能力は備わっていたものの、戦闘能力はゼロだった。ましてや相手は武装集団。多勢に無勢の大ピンチを孤軍奮闘切り抜け、無事子供たちにプレゼントを届ける事が出来るのか!?
クールでバイオレンスなアクションと大爆笑のストーリー展開、そしてまさかの感動のフィナーレとノンストップで続く、映画ファン必見の一本!

Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/104975

そんなわけで終了間際の滑り込みで観てまいりました、バイオレント・ナイト!予告やってた時から超観たかったのでめっちゃ楽しみにしてましたが、クリスマス映画なのに2/3からの公開ってどういうことなのwwwww。観終わった後の「ああ、今年もいい年越しできそう」感、どうにかしてwww。

ひとこと感想

北の国からやってくる「サンタクロース」に、スレッジハンマーぶん回させるための理由付けがお見事過ぎて、劇中序盤で差し込まれる「察しろよ?」的なワンカット流れたときに思わず「ははーん!なるほどですねー!!」って叫びそうになりましたw。サイコー、めっちゃ面白かったw。

以下ネタバレ含むよ。

ネタバレ含むフタコト感想

映画本編のストーリーはもうひたすらチカラ技でぶん回しきる作りなのに対し、キャラクターの多く語られないバックボーンが細かく作り込まれて(おそらくいるっぽく)て、やっぱ2時間弱で見る映画ってこういう余白があればあるほど面白いよなーってなりますね。そう。まめちちは北欧ヴァイキングアニメを原作マンガから愛し履修し知識を有している身なのでw、回想シーン見せられたときはマジで「ウマいっっ…!!」って膝を打ちましたw。

序盤、門番さんが死んでるとこに駆け付けた時彼を名前で声がけしたシーンに、「?」って思わされたの、見事にフックに引っ掛かったなー。ちゃんと覚えてるんだねー。プレゼントを配った子供たちの名前とその記憶を抱えながら1000年を生き続けるサンタに思いをはせるとマジで泣きそうになるけど、酔いどれるくらいで済んでるあたり、悲哀と笑いのバランスが絶妙すぎてめちゃめちゃよかったw。

悪い子リストみてどんどん増えやがると愚痴こぼすあたりも、感情の振れが悲しみなのかガチでめんどくさいのかが、どうとでも読み取れる絶妙なバランスが良かった。あの背中に手りゅう弾突っ込んで立ち去ろうとした後の、ちゃんと見なきゃって振り返るところとかもね!「せめて子供らの最期は見届けねばなるまい」なのか「どんな風に爆散するのか興味が」なのか、とかね!すごくよい。

アクションも素晴らしくトンチが効いてましたね。スカルクラッシャーの異名をよみがえらせるスレッジハンマーアクションは爽快だったー。投げハンマーからの銃口を落とさせてーの爪先誤射の流れがすごく好き。あと南斗スケートブーツ拳も見事だった。87ノースの映画ファンなのだということをよーやく自覚してきた今日この頃でしたw。

続編の企画があるとか。話の中でちょっと触れられた「赤鼻はよくできたヤツだった」的なセリフも、まだまだ広げられそうな余地があって楽しみ。ルドルフー!!

みんなの知っている平和の象徴「サンタクロース」への深い考察を楽しませていただけた上に、今後への期待もモリモリと膨らむ映画でしたー!今年のクリスマス前には必ずもっかい観よーっと!!w


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