MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)
Meg 2: The Trench
- 上映日:2023年08月25日
- 製作国:アメリカ、中国
- 上映時間:116分
- ジャンル:SF
- 配給:ワーナー・ブラザース
あらすじ
地球上で最も深いといわれる「マリアナ海溝」。
そこは太陽の光が全く届かない、暗闇の世界——。
研究チ ームと潜水レスキューのプロであるジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は、“人類未踏の地”である約 10 キロ の深海へと向かう。
そこで謎の生命反応を探知した彼らは、触れてはいけない“恐怖”を目覚めさせてしまうのだった …。
待ち受けていたのは、見たこともない大きさと獰猛さで、生態系の頂点に君臨する最恐の巨大ザメ“MEG”の群れと、さらなる巨大生物たち——!
深海からビーチまで襲い来る絶体絶命の危機に、彼らはどう立ち向かうのか!?
Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/101215
脳内の「観たことある映画」のデータベースのフォルダ分けが全然なっておらずストーリーの根本があやふやなことが多いので、シリーズものについては一応劇場に行く前までにせめて前作だけは観ていきたいなと思ってはいるまめちちです、コンバニワ。ただMEGについては、「…うん、まあ、いっか。」ということで、予習は記憶のみで行ってまいりましたよ「MEG ザ・モンスターズ2」!吹替で観たかっのだけどもそもそもの上映回数がどこも少なく、ナントカ時間的に観れそうなところであった3D4DXで行ってきました!飛び出すの久しぶり!!
◇ひとこと感想
ジョナスことジェイソン・ステイサムのことはメガロドンが相手をしないとならないから(逆)、パーティの面々がサメ以外の要素でパニックにならなきゃならない、というサメ映画的にはなかなかに斬新な構成に思わず膝を打ちましたが、同時多発的にとんでもないことが起こり続けるもんだから、腸ねん転起こすかと思うほど笑いました最高かよ。めっちゃオンモシロかった!!
以下、ネタバレを含むよ。
◇ネタバレ含むフタコト感想
副鼻腔から空気を抜くことで水深7000mの素潜りを1分間成功さたジョナスさんでしたが、「だって水圧が怖くて魚が潜水服を着ますか?」みたいなセリフに「そうかなるほどな…!」と思わされつつ、モンゴルマンの猫じゃらし理論を聞かされて納得していた小学生の頃の自分をちょっと思い出してました…。まめちちは純粋なので信じますよ…。民明書房のことも信じてます…。
あと前作の「サメ一文字斬り」に続き、まさかの今ラストにはついに勇者パースのジェイソン・ステイサムを拝むことになるとは夢にも思わず、思わず座席から立ち上がって絶叫しかけました。いい絵だった。かっこよすぎる。
ヒトコトにも書きましたけどとにかく構図が、「MEGを相手にするステイサム」ではなく、「ステイサムを相手にするMEG」になってるあたりが、「2」を作る上で練りに練られてんなと、感心しきりでございました。いや、お見事。
中盤までは「この映画のゴールは何処だ…?」となっていたんだけど、≪MEGはステイサムを相手にしなければならない≫という映画の基本構造上、サメがステイサムに精いっぱいになってしまってはパニック映画としての根本が揺らいでしまうため、なんとかしてパニックを起こさなきゃならないから、サメ以外の要素が他の面々に五月雨式に発生していくという後半の展開は、もう最高だった。
いつのまにか物語から退場させられてしまったママに代わり追加された、ママの兄弟でメイインの伯父という立ち位置で登場した新たなおじさん要員ジウミンさん、冒頭からMEGのハイチを飼いならす様子で黒幕ムーブを見せつけたものの、結局そんなこともなくイイモンおじさんでしたネ。まあなによりも見事なフラグブレイカーで、後半に進むにつれてどんどんただの面白おじさんになっていく展開はだいぶ面白かった。
巨大タコに襲われたところにMEGが突っ込んできたシーンでは、おおお!この展開は!?と思いきや、ハイチではなく野良のメガロドンの方で、特段ハイチとの熱い絆的なストーリーとか見せないでざっくり進んだあたり、とても笑った。満を持して見せたラストシーンも、ジョナスの「バカバカしい」というセリフでほんとにバカバカしく終わらせてくるあたりは、なかなかきれいなまとめ方だなと思いました。
悪役のモンテス、素晴らしかった。ジョナスとの因縁とか、ジェスのこと結構好きだったんだなとか、多くを語らないものの、行動と言動で見え隠れするバックボーンが最高でした。なにより深海7000mから浮きで登ってくるあたり、お前さんもまあまあ人間じゃなくて笑いました。
巨大(謎)生命体に襲われる系パニック映画に定められた特別ルール枠「金に目がくらんだ裏切り者は無残な死を遂げていい」一等賞のジェスでしたが、とてつもない瞬死っぷりがなかなかでした。
あとヒラリーさんはタワマンの自分の部屋(っぽいところ)でおとなしくワイン飲み続けてればよかったのに、なんでわざわざ現場に出張ってきてしまったのか。そして彼女はなんで一人しかいないパイロットに「ちょっと見てきて!」と命令したのか。そして命令されたヘリのパイロットはなぜわざわざエンジンを切ってトカゲ見に行ったのか。あの辺り小一時間問い詰めたいシーンでしたね。機関銃ぶっぱなしながらトカゲに引きずられるシーンはなかなか名演でした。
マックはすっかり面白おじさんになってしまって…。扉を開けて催涙スプレーを撒く→一旦閉じる→煙が引いたところで再度扉を開けてスタンガンを当てる、の流れで、初手から「目がぁっ!?」ってなったあたりは申し訳ないが声が出ました。おもしろすぎんだろ。
にしてもおじさんたちみんな目がイイよね。「あそこにメイインが!」とか「マックがあんなところに!」とか、よく見えてんなお前らマサイ族かよと感心しきりでございました。素晴らしい。世界屈指の海洋ステーション「マナワン」で働く優秀なスタッフともなるとやっぱちがうんすね。
DJが体を鍛えサバイバル能力をあげていたこととか、リガスがハッチを閉めるよう怒鳴るもジョナスが絶対閉じない意思を貫くところとか、ゴムボートの思い出を語らないところとか、ちゃんと前作の要素をふんわり内包させながら、知ってても知らなくても楽しませるちょうどいい塩梅になっているところもよくできてるなと思いました。個人的には今回も3回ほど「ピピーンッ!!」となれたあたりもすごくよかったと思いました。
さあ、こうなると「3」はだいぶ難しい事になってきましたね。ハイチに子供が~的なフリはありましたが、どーなることやら。楽しみだわ。やるかどうかは知らないですが、やったら絶対見ます。期待。
久しぶりの3D4DXはのっけからガッコンガッコンよく揺れまして、なかなかのアトラクションっぷりでございました。ちょっと眼鏡に慣れるまで時間かかって途中「あ、ダメかもこれ…」と思うところがありましたが、なんか後半にかけてのトンデモ展開にそれどころじゃなくなった…というか、後半揺れてたかな?そーいや???なんか笑い過ぎてガクガクしてたからか、揺れどころじゃなかったのかも。
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