SISU/シス 不死身の男

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
Sisu

  • 上映日:2023年10月27日
  • 製作国:フィンランド
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:アクション戦争
  • 配給:ハピネットファントム・スタジオ

あらすじ

俺に死んでる暇はない!1944 年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でブルーノ・ヘルドルフ中尉(アクセル・ヘニー)率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。アアタミが手にしているのは<ツルハシ1本>と<折れない心 SISU>だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に、機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、挙句の果てに戦闘機にツルハシ1本で食らいついても、絶対に死なない!多勢の敵を相手に、アアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか――。そしてアアタミの目的地とはー?

Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/108563

栄養バランス偏り気味な映画は早々に上映終わりそうな予感しかないので、ドミノもクリエイターもほったらかしで取敢えず観てきましたよ「SISU/シス 不死身の男」!客入り少ないだろなぁと思ってたんですけど、ここ何か月かで一番混んでた気がする。ジャンル映画強し。

ひとこと感想

モフモフが過ぎて常時片目ウインクな超絶かわいいウッコちゃん、まめデミーお顔が悪役すぎるで賞2023年ノミネート間違いなしのヘルドルフ中尉にも尻尾振っちゃうくらい「ニンゲン好き好き感」があふれ出ちゃっててお芝居としてはどーなのかとは思ったけど、キャラクターとしては最高に良かったですね。ナチ残党役のみなさんがきっとバキ可愛いがってるオフショットとかあるハズなので見たいです下さいお願いします。あっ、面白かったー!

以下ネタバレ含むよ。

ネタバレ含むフタコト感想

アアタミさん役のヨルマ・トンミラさんのガチ愛犬なのね。キャストリストにも大トリで載っててなかなかグッときました。

ナチス軍上層部にすら「かかわるな」と釘刺されるほどの殺戮老人兵器アアタミさんの描き方よかったですね。川底でのアクションとか、それこそ吊るし首のシーンとか、あと最後中尉との息を乱さぬラストバトルの間とかも、死が近い時ほど「息、してなくね…?」ってゆう演出が、とても不死人(イモータル)な感じを醸し出してて非常によいと思いましたー。追う側と追われる側の立場が、割と早々にアアタミさんの正体がばれて逆転しちゃうところとかも、もう描こうとする内容をとっとと出しちゃえ!のファストフード感あってよかったです。

ラストシーンまで言語を発さず、視線と表情で語るアアタミさん、よかったですね。まめちち的には、銃を取ろうとするミモサちゃんに小銃を渡すアアタミさんの、なんなら人数分あるけどいる?と視線で語るところとかが、特にたまんなかったです。あと、フィンランド女性のだいたいは戦車くらいは乗りこなせる、っていうあたりもなかなかでした。ヴォルフさん見逃されたー?からの横並びのカットはだ見事な爆笑ポイントだったし、スカッと感ハンパなかったです。

へルドルフ隊のみなさんは、もう少しお互いコミュニケーションを取られた方が良いと思います、ホウレンソウしっかりしよう…な…?あと戦車の視界が狭いのはしょうがないとしても、おまえら、ホントちゃんと前視てるのか???ってなりましたね。サイドカーの二人組は仲良く今後も頑張ってほしいなぁと思いましたがミモサちゃんたちにヌッコロされてますかね、やはし…。

それにしても誰だ!犬は死なないとかいったやつは!?馬が死んだじゃないか!イケメンの馬が!…と、別の苦情になりそうでちょっと心配になりましたが、とても楽しめる殺戮アクション映画でした。ごちそうさまー!


関連記事

タグ

Share this content: