PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)
Pathaan
- 上映日:2023年09月01日
- 製作国:インド上映時間:146分
- ジャンル:アクションスリラー
- 配給:ツイン
あらすじ
インド政府がカシミール地方の自治権を剥奪したことで、怒ったパキスタンの将軍カーディルはインドに復讐するため、元インド軍のジムと手を組みテロ攻撃を企てる。インド諜報機関所属のパターンは、ジムが計画する生物兵器での攻撃を阻止するために、テロ組織と対決へ向かう。そしてデリー上空を飛行中の飛行機に生物兵器が仕掛けられたことを知る。残された時間はわずか6分。この絶体絶命の状況で、インド最高のエージェント、パターンは母国を救うことが出来るのか!?
Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/106559
ボリウッドといえば、「バーフバリ」や「RRR」のような、「むっちりヒゲおじさんを中心に据え、圧倒的な画素数で大迫力に仕上げたインド神話をダンス付きで観せられるもの」と決めつけてるところがあるまめちちですが(それはそれで好き)、ヒゲおじではあるもののかなりシュッとした主人公を中心にした時代背景も現代っぽいビジュアルポスターの意外性に釘づけにされまして、ちょっと期待値高めで観てきましたよ「PATHAAN/パターン」!高解像度と爆音を余すとこなく味わえるIMAXで!てゆーか、フツーのシアターでやってないので、なんでなの???と思ってたんですけど…
ひとこと感想
いや、こんな圧倒的セクシー大瀑布な映像美ある!?っていうぐらいフェロモン駄々洩れの主人公パターンことシャールク・カーンを、IMAXの大画面で滝行の如く浴びせちゃったら、日本人みーんなおかしくなっちゃうって!だめだって!あっ、もうバチバチに面白かったです!なにこの映画!
以下ネタバレ含むよ。
ネタバレ含むフタコト感想
ただ、このフェロモン怪獣シャールク・カーンさん、めちゃめちゃカッコイイんだけど、何とも言えない既視感が観る前からずーッと頭に引っ掛かってて、観ている最中もずーっとモヤモヤしてたんだけど、髪の毛バンダナでアップにしてちょっと後れ毛垂れてる姿でナイフを使って果物かなにかを直食いしてるところを見た瞬間、「ああっ!!ナスDだっ!!!!!」って声出そうになってヤバかった。
ボリウッドならではの長尺仕様はあいかわらず容赦がなく、全体で2時間越えという実質的な長さはもちろんのこと、そもそも「回想シーンが長い」というのが、とにもかくにも観てる者の時間の平衡感覚を奪ってくる感じでヤバいなとおもいました。回想シーンの中で回想するシーンが流れたあたりでもう、冒頭のシーンのことを忘れそうになる勢いでした。よくまめちちは「知らない記憶を一気に流し込まれる」という表現を使うのですが、インド人は「じっくり1時間かけて知らない記憶を目耳に原液で流し込んでくる」感じで、しびれますね。すき。
アクションがトニカクカッコイイ!!でした。実践的なリアルさというよりは、プロレス的な受けの美学が感じられてなかなかに味わい深く、前半の車上アクションのあたりなんか惚れ惚れしちゃいましたなー。ワイヤーで繋がれたヘリを腕で引き寄せてバスに固定した悪役のジムを演じるジョン・エイブラハムさんのシーンとか、もはや人間業ではなくてサイコーだった。あと彼の流し目も良いですね。プールのシーンでニヤリ顔出てきたときはちょっと笑ってしまったよ。
最大の見どころはタイガーさんの登場ですよね、やっぱ。彼の登場に「前半のどこを見逃したんだ…???」というパニックにまめちちは軽く陥っておりましたが、本当に自分だけが知らないキャラクターなんだととわかるまでにだいぶ時間を要した上、またその後に襲われる「タイガーを知らずにパターンを見てしまった」という後悔の念が怒涛でした。ダブルアクションシーン最高だったなー。ガトリングぶっ放してる間の二人のスンッ顔がかなり面白かったです。
ちゃんとしっかりいいところでダンスシーン入ってきて、これもまたカッコよかったし、ヒロインのルバイを演じるディーピカー・パードゥコーンさんの美しさがすんばらしかったんですが、彼女の露出度以上にとにかくパターンのバッキバキの腹筋がえっちすぎてとんでもなかったです。「僕は出したくなかったのに監督に騙されてシャツのボタンはだけさせられた」みたいな完全セクハラ案件みたいなエピソードがパンフにありましたが、50代のおじさんになんてことを!ひどい!もっとやれ!となりました。
先日のM:Iが「今年観たもの全部詰まってた」と感想まとめたけど、PATHAANは「今まで観たアクション映画全部詰まってた」感じしておなかいっぱいで楽しかったです。ありがとうございましたー!
- PATHAAN/パターン
いや、こんな圧倒的セクシー大瀑布な映像美ある!?っていうぐらいフェロモン駄々洩れの主人公パターンことシャールク・カーンを、IMAXの大画面で滝行の如く浴びせちゃったら、日本人みーんなおかしくなっちゃうって!だめだって!あっ、もうバチバチに面白かったです!なにこの映画!
- タイガー 裏切りのスパイ
マフラー掴まれてタイガーの顔がフェイスオフするまでの展開がもう胸熱すぎて実質勇者ロボだなと思った次第。あと主人公が組織に捕まり絶体絶命大ピンチのシーンだというのに、こんなにも「次に起きるであろう希望に満ちたシーン」に誇大な期待が膨らむ映画もないよなと思いました。大興奮。めっちゃ面白かったー!
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