ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)
The Last Voyage of the Demeter
- 上映日:2023年09月08日
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:118分
- ジャンル:ホラー
- 配給:東宝東和
あらすじ
本当に怖い、吸血鬼伝説。
ブラム・ストーカー原作小説『吸血鬼ドラキュラ』から、“デメテル号船長の航海日誌”(キャプテンズ・ログ)を映画化。カルパチア地方からロンドンまで、謎めいた五十個の無記名の木箱を運ぶため、チャーターされたデメテル号は、毎夜不可解な出来事に遭遇する。
Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/109512
アーカードや、ダイ・アモン、あとザマスの人なんかから得られた知識で構成されているだけで、実のところブラムストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」のことってあんまりよく知らない。今回は原作小説の内、伯爵が故郷を離れロンドンに上京するまでの数ページを映画化したものだという事前情報を得た上で、観て参りました「ドラキュラ/デメテル号最期の航海」字幕版!意外と演ってるシアター少なく、ちょっと遠出してみたんですが、そこそこな収容人数の大スクリーンに他客誰もおらず、レイトショー完全貸し切り状態でした…!う、うれしいけど…ッ!
ひとこと感想
村からお弁当要員で乗り込んだアナちゃん、眷属の割に伯爵ぶっ殺したいムーブが強くて、ショットガンのリロードアクションたくましかったのすごくよかった。あっ、めっちゃ面白かったー!
以下ネタバレ含むよ。
ネタバレ含むフタコト感想
けっこうなジャンプスケアだぞと脅かされて座ってみましたが、その点はさほど心臓に来なくてよかったんですけどもそれより何より、トビー君の可愛さが尋常じゃなかっただけに、犬にも子供にも容赦ない展開にちょっとそっちの方面で心にキて泣きそうになりました。
ヴォイチェクのヤな奴感が劇中際立っていましたが、彼のデメテル号に対する「家」としての執着からくるものだということを、後半の一筋の涙で伝えてくる感じがなっかなかにエモかったですね。ただまめちちとしてはもっとわかりやすいフックをもう数か所頂けますと、ヲタク的・察しの心持ちで脳内の話題が広がってもっと楽しかったのになと、ちょっと残念に思う点でもありました。知らない記憶の流し込み、もっとください。
伯爵が完全にクリーチャーだったのはなかなかになかなかでしたね。まっぱだったし。コックの小舟を襲いにすでに飛んで行ってしまっていることが、ラストバトルでの「飛べるのか!?」への意外性を欠いてしまう演出だったのがちょっと驚きに欠けて残念だったけど、「ドラキュラやってんだしもういまさらそんなことでビビらんだろ視聴者は。」といういさぎの良さだったのかどうなのか。
甲板への出入り口を全部塞ぎ脱出できないようにしたところからの霧のシーン、かなーりテンション上がりますね、ムッフフと声が出かけましたが。しかしてあれが霧に変化して船外へ現れたということなのならば、マストに挟まれても霧になって脱出できただろうにと思わなくもなかったんですけど、「マストに挟まれたのが超痛すぎて霧になれなかった」という結論で最終的に納得しました。
噛まれた娘さんてもっとこう伯爵のとりこになって逆らえなくなる的なイメージが強いのだけど、今回の伯爵にはあんましそーゆーところがなかったですね、アナちゃん強かったー。彼女の最期のシーンの映像はものすごい悲しいものだったけどきれいだったなぁ…。…輸血である程度回避できるのビックリでした。
クレメンス医師はその後ヘルシング卿になったりするのかしら?「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を含めたダークユニバースシリーズとして、ドラキュラも企画があったとかなんとかゆううわさもあったけど、これとは別件だったのかなー?なんにしても結構面白かったので、続いたらいいのになぁー、と思いました。おわり。
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