ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)
Joker: Folie à Deux
- 上映日:2024年10月11日
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:138分
- ジャンル:ドラマ、クライム
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
あらすじ
理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。彼の前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ伝播していく。孤独で心優しかった男の暴走の行方とは? 誰もが一夜にして祭り上げられるこの世界——彼は悪のカリスマなのか、ただの人間なのか。ジョーカーは一体誰なのか?衝撃のラストに備えよ。
Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/104708
いつもなら前作を予習してから向かいたいところではございますが、当時の感想に「心が元気な時に観ないとタヒぬ」的なことが書いてあったので(そこまでは言ってない)、今はやめておこうという判断の元、予習なしで観て参りました「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)」吹替え版。だったらフォリアドゥも観るべきはないのではとも思ったんですけどね。だって観たいんだもん。
ひとこと感想
それでこそゴッサムシティ!というか、これだからゴッサムシティは!となる映画でした。ホント治安悪いよねあの町。あっ、おもしろかっ、いや、面白かったのか?面白かった―!
以下ネタバレ含むよ。
ネタバレ含むフタコト感想
前作がああだった以上、続編で語られるジョーカーは「自分の知っているダークヒーローの話には根本的にならない」ということを十分覚悟した上で、「ここまでアーサーをコロすのか」という点でめちゃめちゃ陰鬱な気持ちになる映画でしたけど、その結末に至る物語の映像美たるや、ものすごいものがございました。あんなガリッガリのブリーフオジサンなのに、なんでジョーカーになるとカッコいいのか。どんな魔法なのか。理解が追い付かない。
妄想が現実を侵食していく演出が、ミュージカル的に表現されているのは、個人的には大好物なのでとても楽しく見れました。あんなに陽気な名曲たちをここまで不穏なものに感じさせる各曲のアレンジ、めちゃめちゃよかったですね。面会室のガラス越しにガガさん演じるリーが歌うThey Long To Be (Close To You)、かーらーの口紅ニッコリ演出とか、もうサイコー過ぎて悲鳴上げそうでした。
ブルースが大人になって正義の鉄拳をブンガブンガ振るいだすまでジョーカーでいるのは、アーサーの年齢からして難しいような気もしてたから、今回の事件でアーサーがゴッサムに蔓延させた「ジョーカーの素地」から、僕らの知るダークヒーローとしてのジョーカーが、新たに生み出されてくるんでしょうかね…。リーが語ったホントなのかウソなのか存在するかどうかわからないアーサーの子とやらが、何も残せなかったと慟哭したアーサーの思いとは裏腹に、その素地からヴィランとして開花してくるのかもなとか想像すると、胸が熱くなりますな。
元気な時に!前作とあわせてもっかい観たいですネ!元気な時に!ないんだけどね、そんな時なんて!なんて!!
関連記事
タグ
関連