エクスペンダブルズ ニューブラッド

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)
Expend4bles

  • 上映日:2024年01月05日
  • 製作国:アメリカ
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:アクション
  • 配給:松竹ポニーキャニオン

あらすじ

自らを“消耗品”と名乗る最強軍団<エクスペンダブルズ>を率いるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)はCIAから下された新たなミッションに挑むため、かつての相棒であるリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)の元を訪ねる。バーニーとともに再び組むことを決意したリーがアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間だけではなく、新たなメンバーが顔を揃えていた。新戦力を迎えたエクスペンダブルズが挑む今回のミッションは、テロリストが所有する核兵器を奪還すること――もし、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑む彼らだが、大きな代償を払うことに…。

Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/71775

新年一発目に見る映画となりますと毎年非常に悩ましいものですが(うそです別にそんなことはないです)、毎回多種多様なスーパーアクションスターのめくるめく共演が楽しめる大復活祭でおなじみのエクスペンダブルズシリーズ最新作なんて、みるからにめでたい感じが大変ちょうどよろしいのではないでしょうかということでいってまいりました「エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)」!!ちなみに初日に字幕版を、後日吹替え版を4DXにて観てきました♪

ひとこと感想

「シルベスタスタローンがジェイソンステイサムん家のドアをノックしにくるよなことがあるならもうそれはたいそうなミッションが始まるんだろう」という先入観以前の大前提があるので、正直どんなトラブルがあろうがなかろうがもう「そういうことなんだろうよ」というオハナシでしかないわけですから、何と言いますか、「噛まずに飲める映画」でした。映画初めにはサイコー。おんもしろかったー♪

以下ネタバレ含むよ。

ネタバレ含むフタコト感想

一先ず冒頭の大きなエビのおじさんが指相撲でバーニィ負かしただけでどうしてあんな目に合わなきゃならなかったのか可哀想すぎでしたが、最後替え玉にされてるあたりも「なんでなん?体格違いすぎじゃん。あっ、まさか小さくて持ち運びやすかったから…!?」という感じで非常に面白かったです。館内で流した曲もおやすみの彼を起こさないように配慮しての選曲だったのかしらね…。よく寝すぎだろ…。

「誰だあいつは」「忘れたのか、ガルゴの息子だよ」のくだりが面白過ぎて最後までずっと尾を引いてしまいました。スゴイな、バーニィ忘れちゃうのかよ。おじいちゃんかよ…。消耗品同士、互いの生き死ににさほど興味がないのかもしれないけど、あまりにガルゴに対して興味が無さすぎやしないか。まあ仕方ないか。

そんな調子で新キャラ数名がほとんど前振りなく雑多に生えてきてサイコーでしたし、CIAのエージェントとかも「まあそうゆう人もいるだろうよな…。」と、もう前に出てたとか出て無いとか以前の問題でフツーにいるので笑ってしまったよね。しかもよく見たらアンディ・ガルシアだし!割腹良くなりすぎて全然気が付かなかったよ…。

あとトニージャー演じるデーシャ、あれだけ思わせぶりに戦いには戻らない意思を見せつけるシーンを作っておきながら、なんのきっかけも無しに戻ってくるのめちゃくちゃ爆笑してしまった。尺やテンポを崩さないことへの配慮が過ぎてるだろとツッコまされることも含めて、消耗品感あってたまりませんでしたね。クリスマスのダブルアクション、めちゃくちゃクサクサの功夫アクションで超かっこよかったー♪

クライマックス、艦橋に取り残されたクリスマスを援護するかのように謎のミサイル飛んでくるところとか、「エクスペなら天候不順でミサイルくらい飛んでくることもあるだろうよ」の勢いで発生してたし、なんならクリスマスの方が「なにこれ、誰?こわっ…。」みたいな顔してたのも笑った。

なんにしてもどのシーンにおいても「なんでそうなったか」ということを細かく描こうとすると歯応えが出てしまうので、全体的に「極力噛まずに飲める感じの作り」になってるところが素晴らしかった。喉越しを楽しむものなんですよ、この映画って。たぶん。

さて。3までの「80年代アクションスター♪超絶カッケーアクションスター♪」をじゃんじゃか登場させるという路線からはだいぶ方針転換された感じみたいで。今回は完全にクリスマスを主人公としたアクション映画へと生まれ変わった、生まれ変わらせられた感が強く出ておりましたし、正直その点で言えば今までのような作品を期待してしまうとちょっと違っちゃうのかなと思ってしまう作りではありました。シリーズものの難しいところでもあるのかもだけど、ジョン・ウイックのようなかたちもあるならば、「こういう方法だってあるんだ」という作り方を、ビックタイトルで魅せてくれたということに、ケッコー意義のある作品なのではないかしら、とも思いました。

あ。あと、ラストの酒場のシーンに入った瞬間、画面の上下に「この後のよじごじDaysは…」のテロップの幻覚が見える感じがして非常に良かったです。おわる。


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