シティーハンター

シティーハンター(2024年製作の映画)

  • 上映日:2024年4月25日
  • 製作国:日本
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:アクション

あらすじ

新宿東口の伝言板に書かれた「XYZ 妹をさがしてください」というメッセージを受け、相棒の槇村秀幸と共に、有名コスプレイヤーくるみの捜索依頼を請け負った“シティーハンター”こと冴羽獠。その頃新宿では謎の暴力事件が多発し、警視庁の敏腕刑事 野上冴子は手を焼いていた。息の合ったコンビネーションでくるみを追う獠と槇村だったが、捜査の最中、槇村が突然の事件に巻き込まれ死んでしまう。獠が事件現場に駆けつけると、そこにいたのは槇村の妹の槇村香。兄の死の真相を調べてほしいと香は伝言板で獠に依頼するが、香を巻き込みたくない獠は香を避け続ける。
4月25日(木)Netflixにて世界独占配信

Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/107217

勝手にドラマシリーズで始まるもんだと思い込み「寝ずに全話一気観とかしちゃったらどおしようムフフ」とか思ってたら、公開3日前くらいに1話完結だと知り、「この子に…!この子に続編はあるんですよね!?Netflix先生!先生なんとかいってください先生!?」と情緒不安定状態が半日くらい続いたまめちちですが、皆様GWいかがお過ごしでしょうか。そんなわけで公開日キッチリに拝見しましたよ!Netflix公開実写版「シティーハンター(2024年製作の映画)」!

ひとこと感想

たとえNetflixとはいえコンプライアンス厳しい令和の時代に、冴羽獠の変態性をどう表現できるのかというところに心配を抱えておりましたが、冒頭の第九のメロディにのせて「もっこりちゃんのーサウナだよ♪モッコリ‼︎」というどーしょーもない歌詞と笑顔で全部払拭したのマジでどーかしてるなサイコーだぞ鈴木亮平!と思いました。いや、これ、ホントよかった、超面白かったー!

以下ネタバレ含むよ。

ネタバレ含むフタコト感想

まずGet Wildの話からしていいですか?ダメですか。しますね。

親の声より聞いたであろうTMNetworkの音で育ったFANKSのまめちちは、このウン十年の間に様々な形でリリースされるGet Wildを嗜んで来たなかで、みんな違ってみんないい!(*´ω`*)と思いはすれども、残念ながら原曲を超えるアレンジやREMIXは「GET WILD ’89」以来、無いと、個人的に思っているわけなんですけど、今回の「Get Wild Continual」は、悠久の時を経てこれぞGet Wildの最適解といえるアレンジがついに現れたぞと、もうちょっとここまで生かしてくれたことへのGetWild神への信仰の念が尽きないレベルなんでありますが、え、めっちゃよくないですか。

少なくともまめちちの認識の中で現れたGet Wildの亜種は、ゲッゲゲッゲゲッゲゲワーイエーンのボイスサンプリングが印象的なデッドオアアライブなんかを彷彿させるあの「GET WILD ’89」が初出で、その衝撃たるや当時すさまじいものがあったし、なによりエンディングテーマとしての側面が強い原曲のアレンジを、ライブにも映えるメインナンバーへと昇華させた最強アレンジだと強く印象付けられたものでした。

が、以降、様々なアレンジやリミックス、果ては多種多様なアーティストによるカバーによるGet Wildがアスファルトタイヤを斬りつけながら暗闇を走り抜けてきたわけですけど、やはり「俺がかっこいいと思うGet Wild」という枠を飛び越えることがない、と、常々感じ入っておったのです、まめちちは。

そこに来て今回の「Get Wild Continual」がここまで自分に刺さったのは、「Get Wild」の徹底的な分解・再構築の見事さにあったかなと思うんです。印象的なオーケストラヒットの音は原曲のままサンプリングで残したり、今まで結構抜かれがちだったサビのタムの音を活かしてあったりとか、それでいておなじみのフレーズでも最近の音に挿し変えられている部分とかもあったりとかして、「Get Wildたらしめる部分は何か」というところをすごく感じ取れるアレンジに、めちゃめちゃグッと来たなと、思ったわけです。いやはや、小室哲哉はまだまだ小室哲哉ですね。素晴らしい。サイコー。

で。今回のシティーハンターもその点と全く同じで、「水浸しで相棒との別れ」とか、「防弾ガラスへのワンホールショット」とか、「薬物による強化兵士」とか、「カラス」とか、ほぼ古典芸能レベルで刷り込まれたシティーハンターの「素材」を、丁寧に丁寧に分解して、「何をしたら冴羽獠っぽいのか」「どうしたら香っぽいのか」「なにを以てシティーハンターなのか」というところを徹底的に突き詰めてから再構築してあるところにめちゃくちゃ感動しました。

原作の再現度なんていう安っぽさではなく、今、今日この瞬間にも新宿に存在するかも知れない世界観そのものの再構築に、役者さん、制作スタッフさんの並々ならぬこだわりの熱量が感じられて、めちゃめちゃ素晴らしかった。

そこへ来てのラスト最後の最後に互いの名前を呼び合う2人からの「Get Wild Continual」が、尋常じゃない鳥肌を起こしてエモ云われずヤバかったです。サイコー。

細かいところは上げだすときりがないですけど、あ、あれ、事務所の間取りの再現がめっちゃよかったですね!あの室内廊下直通のエレベーターとかグッと来ちゃいましたね。令和の新宿ともなればトー横あたりが舞台になるっていうのもなんかたまらないものがあったし、そーゆーリアリティが、新宿のスイーパの実在感が醸し出されててすごくよかった。

あとやっぱBGMでFOOT STEPSのアレンジ流れたところは、やっぱめっちゃうれしかったなぁ。

それにしてもラストシーンのヘリ、思わせぶりに飛んでたからやるかな?と思ったけど、なかったでしたね…!ぜひ次回作は劇場のでっかいスクリーンで轟音鳴らしながら火薬バンバンCG盛りッ盛りでヘリ墜としやってもらいたい…ッ!RUNNING TO HORIZONをBGMで!!


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