機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-(2025年製作の映画)

  • 上映日:2025年10月31日
  • 製作国・地域:日本
  • ジャンル:アニメ
  • 配給:バンダイナムコフィルムワークス

あらすじ

――P.D.323
ギャラルホルンによるアーブラウ中央議会への政治介入事件は、モビルスーツを使った武力行使にまで発展。
事件を終結に導いたのは、鉄華団と呼ばれる火星から来た少年たちだった。
金星に浮かぶラドニッツァ・コロニーで生まれ育ったウィスタリオ・アファムの耳にも、鉄華団の活躍は届いていた。
火星との開拓競争に敗北した金星は、四大経済圏も興味を示さない辺境惑星。
住人はIDすら持たず、今は罪人の流刑地として使われるだけ。
そんな生まれ故郷の現状を変えたいと願うウィスタリオの前に現れたのは、「ウルズハント」の水先案内人を名乗るひとりの少女だった。
「おめでとうございます。あなたは『ウルズハント』の参加資格を得ました」少女との出会いにいざなわれ、ウィスタリオはコロニーすら易々と買うことのできる莫大な賞金を懸けたレース……
「ウルズハント」の入口に立たされていた。

Filmarks-映画情報- https://filmarks.com/movies/123907

一応ゲームリリース時に頑張って始めてはみたのですが、あまりこうソシャゲというものに慣れておらず結果続かず、途中であきらめてしまっておりまして。とはいえシリーズ大好きだったし何とかストーリー追いかけたいなと思っていたところでの映像化でしたから、周年記念置いといて超楽しみに観て参りました『ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-(2025年製作の映画)』ッ!

ひとこと感想

ウィスタリオの”瞳”部分が火星ヤシみたくグズグスになる、伊藤センセェの絵でよく見るあの演出大好き過ぎなので、スクリーンの大画面で動いてるの見られて超満足。ウィスタリオかわいいなぁ、超面白かったーッ!

以下ネタバレ含むよ。

ネタバレ含むフタコト感想

“劇”としてのウィスタリオの”声”は、悪くなかったというより、むしろとてもよかったように思いました。一連のお芝居の中で観るウィスタリオ、めっちゃ可愛かった。本編の鉄華団の連中が荒くれすぎるのでそのギャップもあるし、それでいて我が道を突き進む感は通ずるところもあって、オルフェンズという世界観の中にも破綻がなく突飛なキャラクターとしてめちゃくちゃうまく表現されててグッときました。

ゲームについてはさわりしか出来なかったのでえらそーなことは言えませんが(笑)、始めたときはやっぱ違和感感じずにはいないところはありました。が、そもそも声優さんの声芝居は、セリフひとつのなかにあらゆる情報を詰め込むことができるからゲーム内の会話のような”間”を必要としない演技の中でもセリフ単体で勝負できるものがあるわけだけど、今回のは”劇”になっているから、絵があって、動画があって、効果音があって、BGMがあって、他のキャラクターとの掛け合いがあって、ちゃんとあの声のウィスタリオが成立してるんだなぁ、と改めて感じ取れてスゴイよかったし、やはりあの声でこそウィスタリオだなぁと思いましたです。主人公や主要なキャラクターに声優外の人を充てる作家人の気持ちがよーやく具体的にわかったような気がする発見でした。

「観光立国にするッ!」のセリフに思わず、うん!かわいいッ!がんばれッ!ってなります。イイ、非常に良い。

あとはもう大好きなメカ作画アニメーターさんたちの絵をちっこいスマホ画面でなく、大スクリーンで見られる喜びは筆舌に尽くしがたく。マルコシアスかっこよかったー。あとは端白星とアスモデウスの発進シークエンスもよかった。よだれとまらない。
 
映画本編としては総集編であることを全く抜け出せない作りであったことは否めず、さすがにちょっと1本の映画としてはだいぶわかりづらいものがありましたが、どのガンダムの劇場総集編でもおんなじな気がするからしょうがないような気もします。

ウルズハントという謎イベントの全容だったり、イシュー家にまつわる因縁だったり、色々要素としてスゴイ面白げなネタがちりばめられているお話であったんだなと改めて知るにあたり、やっぱちゃんとゲームやっときゃよかったなという後悔の念が強いですが、個人的にはガンダムというコンテンツは映像作品として、”劇”として楽しみたいところがあるので、なんとかもーちょっと私のようなゲームに思い入れのない人間にも触れやすいフォーマットで、できれば12話構成のTVアニメのテイで再公開していただきたい所存でございました。また続編にも期待したく。

なんにしても良いガンダムでした!楽しかったー♪


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